春のメンタルケアには生活にメリハリを!!
2023年の飛散開始は例年並みで九州から関東で2月上旬からスタートと言われています。また花粉のピークも例年並みで、
3月上旬からピーク入りする地点が多く、飛散量は九州~東北で前シーズンより多く、
特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想となっているようです。
今回は、日常生活から花粉症を軽減できる方法をお伝えします。
〇花粉症と食事
花粉症は症状の一つで、免疫の過剰反応によって起こります。花粉症に負けない体をつくるためには、
さまざまな栄養素を摂取できるようにバランスの良い食事をとることが重要です。
甘いものや脂っこいもののとり過ぎなど栄養の偏った食生活を送っていると、自律神経が乱れて免疫機能が正常に働かなくなり、
花粉症の悪化につながりかねません。皆さんバランスの良い食事はとれていますか?
⓵ バランスの良い食事とは
体調が崩れると花粉症の症状は悪化しやすいので、バランスの良い食事で体調をととのえましょう。
主食・主菜・副菜をそろえ、食事で栄養素をバランスよくとることが基本です。
特に、脂肪や塩分のとり過ぎは注意しましょう。/
⓶ 免疫機能を維持するために重要な食品を選んで食べるのも良いでしょう
免疫機能を維持する食べ物 – レバー、うなぎ、緑黄色野菜、まぐろ、かつお、ナッツ類。
抗酸化成分- お茶やナス、連行等ポリフェノール類。
腸内細菌のバランスを整える – ヨーグルト、納豆、味噌、果物、海藻、豆類、はちみつ。
⓷ 症状を悪化させるものは避けましょう
代表的な物がタバコです。
タバコは自身の煙が悪影響を及ぼしますが、タバコを吸わない人も煙によって刺激を受けてしまいます。
鼻粘膜の状態を良くするように悪化の因子であるストレス、睡眠不足、飲みすぎなどを抑えることが必要です。
花粉症のセルフケア
全く症状をなくすことは不可能ですが、ご自分でできる工夫で症状を軽くすることができると考えます。
原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が必要です。
・外出時にマスク、めがねをする。 - 花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています。
・花粉情報に注意し、花粉飛散が多いときには無駄な外出は避けるようにしましょう。
・家にいる場合でも、花粉飛散の多いときには窓の開け閉めに注意をしましょう。
・外出する場合には花粉のつきやすいコート(ウールや毛足の長いもの)を着ることは避けましょう。
・外出から帰ってきたら、玄関の外で衣類の花粉をはらい室内に持ち込まないようにしましょう。そしてすぐに顔を洗い、うがいをすることをお勧めします。
・習慣的な運動は免疫力を高めてくれるので、花粉防御をしたうえでは推奨されています。
セルフケアと医師、薬剤師による治療を含め、花粉症の季節を快適に過ごせるよう工夫してみましょう。